2016年6月3日金曜日

RAD(Royal Academy of Dance)検定試験

6月2日(木) RAD(Royal Academy of Dance)の検定試験が行われ、今年も無事に終了しました。
今回、試験官の先生はニュージーランドから来られた日本人の先生でしたが、試験会場では例年通り英語だけで試験が行われ、プライマリーからアドバンスFまでの総勢11名での受験となりました。
初めての受験で直前まで緊張していた小さな生徒達も、試験官の先生の優しい笑顔を見てリラックスして試験に臨めたようです。
試験に取り組む生徒達の緊張した顔、試験を終えた時の充実した顔、回を重ねるごとにとても頼もしくなってゆきます。
本年度のRAD検定試験プログラムは以上で終了となります。
RADクラスの皆さん、一年間お疲れ様でした。



試験会場前で待機中の生徒達
 
 

 
試験にはキャラクターダンスもあります



 
バリエーションはチュチュをつけて踊ります
 



 
ロイヤル・アカデミー・オブ・ダンス(RAD)の検定試験は現在70カ国以上の国で実施され、 毎年世界中の約17万人以上の生徒達が「シラバス※」に基づき受験しています。
 
検定試験は多様なレベルに順応しており、これを指導する教師の進歩を慎重に測定できるよう細かな評価基準に基づき考案されております。毎年RAD本部から正式な認可を受けた試験官が各国に派遣され、試験での審査を行います。

AEC(旧Graded Syllabus:グレーデッド・シラバス)は10段階のレベルに分かれ、主に幼児・児童を対象としています。
 また専門的にバレエを勉強していこうとする生徒を対象とするRAV(旧Vocational Graded:ヴォケーショナル・グレーデッド・シラバス)は 6段階のレベルに分かれ、検定試験の最高レベルのAdvanced 2に規定年齢内で優秀な成績で合格した生徒は、RAD本部が開催する「Genée International Ballet Competition」への出場資格が得られます。



※RADでシラバスとは、各レベルごとに成長過程や技術を考慮し決められた、 検定試験用の規定アンシェヌマンを意味します。

RADシラバスの勉強および検定試験の受験申込は、RAD登録教師(RADの教師資格を持ち、登録を行っている教師)の下でなければできません。 RAD登録教師は2016年1月現在で日本各地に約140名、検定試験へ生徒を受験させている教室も全国各地に点在しています。